
塩分たっぷりの濃い味付けが生活習慣病の原因にになるのはよく知られていますよね。でもそれだけではなく、濃い味付けは下半身のむくみを引き起こしている元凶!濃い味付けをやめて、塩分を控えめにするだけでも、あなたの下半身はみるみる細くなっていきます。
塩分こそが下半身がむくむ原因だった!
塩分に含まれるナトリウムには、体内に水分をためこむ作用があります。体内にためこまれた水分は重力の関係で下半身に停滞しやすいのですが、これこそがむくみです。
「ちょっと一時的に水分がたまっているだけ」とあなたはむくみを軽く考えていませんか?そのまま放っておくと、むくみは脂肪やセルライトに変わります。
言い換えるなら、むくみは血液やリンパ液の循環が停滞している状態のこと。むくんだ状態のままでは、水分だけでなく、余分な脂肪分や老廃物をスムーズに運ぶことができません。どんどん下半身に脂肪がたまっていきますし、脂肪と老廃物が結びつくと憎きセルライトが誕生します。
ナトリウムとカリウムの理想のバランスとは?
塩分に含まれるナトリウムは、カリウムとのバランスが非常に重要なミネラルです。簡単に言えば、ナトリウムは水分を体内にためこむ作用があり、カリウムは水分を体外に追い出す作用があります。
ちょっと大げさな言いかたをすれば、ナトリウムが多いと体は水っぽくなり、カリウムが多いと体はひからびます。この2種類のミネラルのバランスが体内の水分量をコントロールしているのです。
2種類のミネラルの理想のバランスは、おおよそ「ナトリウム:カリウム=3:5」です。少しカリウムのほうが多いくらいでなければなりません。
カリウムは野菜や果物などの加工されていない食べ物に豊富です。加工されていく過程で少しずつカリウムは減少していくので、できるだけ新鮮な食材を摂ることでカリウムを確保していきましょう。
あなたは塩分を摂りすぎていませんか?
醤油やソース、ふりかけなど、何でも濃い味付けじゃないと気が済まないという方は、どう考えても塩分を摂りすぎています。こうした食生活を送っていると、あなたの脚はどんどんむくんで太くなっていってしまいます。
また、塩分を摂りすぎているという自覚はなくても、加工食品にはかなり多くの塩分が含まれています。例えば、インスタントラーメンの成分を見ると、カリウムが1に対して、ナトリウムが12以上となっています。他の加工食品も似たようなもので、カリウムが圧倒的に少なく、ナトリウムばかりが含まれています。
もしあなたが本気で脚痩せを目指しているのなら、少しずつ薄味シフトにチャレンジしてみてくださいね。それだけで下半身のむくみが改善されて、脚がほっそりすることもありますよ。