
「脚痩せには運動がいいって聞くけれど、そんなことしたら筋肉でもますます脚が太くなりそうで心配…」
こんなことを考えている方も多いですよね。でも実際には、脚が筋肉で太くなるなんて99%ありえません。そこまで言い切れる理由を解説します。ぜひ脚痩せを目指しているあなたには、安心して運動を楽しんでもらいたいと思います。
女性は圧倒的に筋肉がつきづらい
男性と比較すると、女性は圧倒的に筋肉がつきづらいという特徴があります。ではなぜ女性は筋肉がつきづらいのでしょうか?
筋肉が発達するときには、たんぱく質が必要不可欠です。そして、そのたんぱく質を筋肉に変化させるサポートをするのが、男性ホルモンの1つであるテストステロンという物質です。当然、男性と比べると、女性はテストステロンの分泌量が圧倒的に少なくなります。どのくらいかというと、女性はおおよそ男性の1/20ほどしからテストステロンが分泌されません。
もちろん、単純計算で女性は男性の1/20しか筋肉がつかないということにはなりません。でも筋肉の発達をサポートするテストステロンが少ない女性は、ちょっと運動をしたくらいではなかなか筋肉がつかないのです。
女性でもテストステロンの分泌量が多い人もいますが、それでも一般男性の1/10くらいだそうです。プロのアスリートを目指すようなハードなトレーニングを続けなければ、女性は目に見えて筋肉が発達することは基本的にないのです。
わたしの脚がガチガチに張っているのは何でなの?
「でも、でも、わたしはガチガチに張っているよ…。これって筋肉じゃないの?」
と疑問に思っている方もいるかもしれません。特に学生時代にスポーツをやっていた方はそのまま筋肉が残ってしまったと思いがちですよね。
しかし、それは純粋に筋肉が発達しているわけではありません。いわゆるむくみが悪化した状態で、血液やリンパ液が大渋滞を起こしてしまっているのです…。結果として、脚に老廃物や毒素がたっぷりとたまっています。
初期状態のむくみではほとんど余分な水分が停滞しているだけなので、さわるとプニプニとした印象です。でもだんだんむくみが悪化してくると、老廃物や毒素も蓄積してくるので、さわるとガチガチした印象になってきます。これを「かたい=筋肉」と勘違いしてしまうというわけなんですね。
脚がガチガチに張っているという方は、リンパマッサージからスタートすることをおすすめします。老廃物や毒素を直接押し流して、血液やリンパ液の循環をスムーズにすることができます。確実に脚がしなやかでやわらかく、そしてキュッと引き締まっていきますよ。
また、立ち仕事やデスクワークなどで同じ姿勢が続くと、血液やリンパ液の流れは悪くなってしまいます。こうしたことを防ぐには、適度に運動する習慣を持つことも大切です。